はたらく仲間和歌山編
仕事が楽しいんですよね。
ほんまに、同期と
一生一緒に働きたい。
和歌山県日高郡みなべ町で、梅農家を営むご両親と暮らす桂さん。週に4日、リモートワークで営業事務の補佐をしています。2021年入社、すでに一つの仕事としては一番長く続いているとのこと。どんな毎日を過ごしているのか、どんなことが楽しいのか、どうして続けられているのか、お話を聞きました。
テレワークって言葉も、
知らんかったです。
実家は、梅農家なんですね。
はい。おじいちゃんの代にはもう梅農家やったんかな。収穫期は僕も手伝っています。この辺りは見てのとおり田舎で、ご近所さんが野菜を持ってきてくれたりするような、気候も人もあたたかい場所です。
いいですね。農業をされている方は多そうですが、企業の数はそこまで多くなさそうですね。この場所から、どんなふうに阪和ビジネスパートナーズの仕事を見つけたんですか。
自立支援をしている知り合いがいて、「今度リモートワークだけの就職説明会があるんやけど、桂くんは障害者手帳も取ってるし、一回見るだけ見にいってみぃひんか」って。僕、それまではDVDや漫画のレンタルをするお店で働いていたんですけど、もうちょっとキャリアアップしたいなって思ってて。それで参加してみました。
阪和ビジネスパートナーズは、社員さんがフランクに話している感じが印象的でした。スタッフの方も役職を感じさせない感じがいいなと。書類を送ったら面接していただくことになって、そこから2ヶ月くらいですかね。面接2回と、Webテストと、実習と、最終面接。1月に内定が出て、入社は2月です。
ということは、選考の中で会社とコミュニケーションをとる機会がわりとあったんですね。
ちなみに当時は、阪和ビジネスパートナーズってどんな会社で、どんな仕事だろうな、って思っていましたか?
商社っていうものを僕あんま分かってなくて。なんとなく、海外行って取引先と英語で喋って日本のメーカーさんにつなぐのかなと。全然経験したことのない業種やけど、やっていけるのかな?って。テレワークって言葉も知らんかったし。でも、事務仕事は前もしたことがあったので、デスクワークなら同じかなと。
だから、実際入社して、「思ってたんと違った」ってことはなかったです。むしろ、思ってたよりずっと楽しかった。
ふた回りはなれた同期から、
桂っちって呼ばれてるんですわ。
「ずっと楽しかった」って、いいですね。
どんなところが楽しいですか?
まず、雰囲気。2月入社の同期が僕以外に4人いて、2月だからチーム名は「チーム如月」。みんな僕より年上で、僕30歳ですけど一番上の人が60歳かな。
ふた回り以上も歳上の同期! いいですね、新しい。ちなみに日中は、ずっとTeamsを繋ぎながらそれぞれの仕事をしているんですよね?
はい。朝からずっと繋ぎっぱなしで、雑談していいよって会社からも言われてるんで、雑談を交えながら仕事してます。カメラはオフですが、顔を見たい時はオンにしてます。
いろんなこと喋ってます。宝くじを定期的に買っている同期がいるんですけど、年末ジャンボの時期に近づいてくると、「当たったら急に辞めるかもしれへんけど、なんも言わんといてねぇ」なんてね。そんなこと言うわりに、当たったら同期の欲しいものをそれぞれ買ってくれるみたいで。「桂っちは何が欲しい?」って聞かれます。僕は焼肉に連れてってくれたらそれでいいんですけどね。焼肉好きなんで。
仲良いですね。桂っちって呼ばれているんですね。同期とは直接会うこともあるんですか?たとえば、その大好きな焼肉に一緒に行ったり。
そうですね。60歳の同期とは焼肉に行ったこともありますが、このあいだは高知に住む同期にも会いに旅行に行きました。ハイドロをしに行ったんです。ハイドロって、ラフティングなんですけど、激流をビート板持って下るんです。めっちゃしんどかったですね。水飲んで、もう死ぬかと思いました。後で調べたら日本一川の流れがキツいとこやったみたいです。
同期に限らずなんですけど、基本、会社の人ほんまいい人。丁寧に教えてくれるし、体調悪くて休んじゃった時も、みんながカバーしてくれたりするので。すごいサポートしてもらってます。それに、体調悪い時は信じられないくらい心配してくれて。
信じられないくらい?
どんなことがあったんですか。
僕、季節によって体調のリズムが変わるんですよ。冬は崩しやすい。それでお休みしちゃうと、心配してスタッフの方がわざわざ大阪から何回も様子を見にきてくれました。あるときは2月の大寒波の日に、天王寺を夜に出て、本当は2時間か3時間で着くんですけど、結局着いたのは朝の5時か、6時?それで様子見てまた帰るっていう。大阪のスタッフの方だけじゃなくて東京のスタッフの方も飛行機で飛んできて、すぐに帰らんとあかんって言って、結局1時間くらいしか会ってないのかな。
もうほんまに、そこまで、なんやろ、なんでしてくれるんやろって。普通じゃないですよね。それが阪和ビジネスパートナーズのいいところ。他にもめちゃくちゃあるんですけど。
僕の同期、99歳まで
はたらいてくれへんかな。
親身になってくれる人がいるのは、とても心強いですね。他にも、阪和ビジネスパートナーズで良かったことや、好きなところはありますか。条件の面などは正直どうですか。
仕事頑張ったら頑張った分だけお給料が上がっていきますし、自分の障害のことも、ちゃんと話して配慮してもらえる会社やなと。カレンダー通りの休みで、連休の予定が立てやすいのも嬉しいです。
リモートワークの良さをいうなら、僕は人より体力がないんで、通勤時間がないことに助かっています。朝ゆっくりできるから、体力つけるために散歩したり、朝食をゆっくり食べて、ゆっくり仕事の準備ができるのも精神的に良かったりします。
それは今までの仕事にはなかった良さですね。
はい。そもそも前の仕事はシフト制で、生活が不規則やったんです。朝9時から夕方6時とか、お昼12時から夜の9時、たまに店舗改装の夜勤が入ったりで、そうなると自分の側も「明日昼からやから、今日は夜遅くまで起きていいか」みたいな。そういうのがなくなって、土日の休みも、一日は遊んで、一日は休養して仕事に備えています。ちゃんとしたってことですね。
生活のサイクルが規則的になったことで、心身を維持しやすくなったんでしょうね。では、これからどんな目標に向かって進んでいきたいですか。
ちょっと、今考えているんですよ。中長期的な目標。ずっと続けたいなとは思っているんで、できる仕事を増やしたいというのはある。でも、何かを成し遂げたいっていうのは思いつかなくて。
でも、後輩とかに頼ってもらえる先輩でおりたいな。仕事だけじゃなくて普通に困ったこととかも聞いてほしいし、僕がおるからまあ、なんやろ、ちょっと、あ、阪和ビジネスパートナーズに入ってよかったなぐらいに思えるような人になれたらいいかなって。
桂さんにも、いますか?
この人がいるから入社して良かったなという人。
僕にとっては同期ですね。ほんま会えて良かった。
同期とは、ほんまは一生一緒に働きたい。一人の同期はもうそろそろ定年なんで、僕の定年までいてもらったら相手は99歳になっちゃうんですけどね。「もう無理〜」って言われそう。でもこうやって思える出会い、宝くじ当たるよりレアかもしれへんな。